cocola6月号(2018)プラス

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今回の6月号で紹介したAMHについての論文紹介です。

 下記に当院のデータから集積し受精着床学会誌に採用された論文の一部を示します。
タイトルは、「一般不妊治療・生殖補助医療における抗ミュラー管ホルモン値1.77ng/ml未満の低卵巣反応症例の検討」です。
 趣旨は:一般不妊治療や生殖補助医療の症例において月経3日目の血中AMH1.77ng/ml未満を低反応卵巣群として、他の卵巣予備能の指標との関連や臨床データや治療成績を後方視的に検討することを目的とした内容です。
 結論は:AMH1.77ng/ml未満で低卵巣反応症例であることが示唆されたが、一般不妊治療でも継続妊娠可能なことが示唆されました。

  正常卵巣反応群
(AMH:4.62±0.31)
低卵巣反応群
(AMH:0.88±0.07)
p value
(有意差)
症例数 188 113  
体外受精・顕微授精 43(23.5%) 46(40.7%)  
人工授精 63(34.4%) 31(27.4%)  
タイミング法 77(42.1%) 36(31.9%)  
年齢 33.1±0.55 34.6±0.55 P<0.001(有)
卵胞刺激ホルモン
(ⅿIU/ml)
6.2±0.28 9.3±0.69 P<0.001(有)
卵胞ホルモン
(pg/ml)
 34.9±3.96 39.7±8.07
胞状卵胞数 15.4±0.94 7.8±0.47 P<0.001(有)
採卵数 6.2±0.64 2.8±0.32 P<0.001(有)
成熟卵数 5.2±0.57 2.0±0.26 P<0.001(有)
受精卵数 3.5±0.40 1.2±0.19 P<0.001(有)
  AMH1.77ng/ml
以上(n=183)
AMH1.77ng/ml未満(n=113) P value
(有意差)
妊娠率 40.9%(76/183) 23.7%(32/113) P<0.05(有)
妊娠例の治療内容内訳      
体外受精・
顕微授精
53.5%(23/43) 28.2%(13/46)
人工授精 39.7%(25/63) 29.0%(9/31)
タイミング法 36.4%(28/77) 27.8%(10/36)

 

 

2018年05月25日