最新の顕微授精機器を導入しました。特徴は下記の二点です。
① 紡錘体可視化
オリンパス独自の偏光技術により紡錘体の発現を観察することで、成熟卵細胞となる減数分裂MⅡ期であることが観察できます。
紡錘体の存在/位置が確認できることにより、紡錘体を傷つけずに顕微授精を行なうことができます。
② IMSI (Intracytoplasmic morphologically selected sperm injection)
IMSIは、精子頭部を中心とした形態学的特徴により選別された精子を卵細胞へ注入する手法です。
精子を高倍率(6,000倍)で微分干渉観察することにより、精子頭部の空胞の形、大きさ、数を観察することができます。
受精率は、上昇しました。