質問者
ブライダルチェックのつもりで子宮頸がん検診を受けましたが、ASC-USと診断されました。
手術が必要で妊娠はできないのでしょうか。
回答者:医療法人社団 大島クリニック 院長 大島隆史
癌は上皮内細胞が変化したもので、子宮頸がん検診で癌への途中経過である上皮内の細胞の変化がある場合確認できます。
現在、検診による細胞診の結果は、軽度扁平上皮内病変LSIL(軽度異形成、細胞の顔つきがやや変化した状態)、高度扁平上皮内病変HSIL(中等度異形成か高度異形成か上皮内がん)、扁平上皮がんSCCと表示されます。
ご質問のASC-USは、意義不明な異型扁平上皮細胞と定義されています。
この表現は極端にわかりやすく言えば、「異常と診断されるものではないが何もしないで放っておくのが心配な細胞を確認した」と考えてよいかと思います。
当院でもASC-USで多数の方が受診されますが、再度子宮頸がん検診をすると95%以上の方が異常所見なしとなっています。
この場合3か月後、半年後と検査をして異常が無ければ1年に1回の検診をおすすめしています。
子宮頸がんは性交時のパピローマウイルス(HPV)感染で起きます。
感染する確率は10%、感染しても90%は免疫で退治され、10%が軽度異形成に移行しますが90~70%は正常に戻るともいわれています。
ASC-USで陽性が続いた場合は、HPV-DNA検査をしてみてください。