質問者
娘の生理痛がひどく受験の時に生理にあたると心配です。
生理を避ける方法はありますか。
回答者:医療法人社団 大島クリニック 院長 大島隆史
生理を調整する方法は2つあります。
生理を早くする方法と遅くする方法です。
生理を早くする方法は生理開始日から5日以内にピル(主に中用量ピル)を10日間内服します。
内服後3~5日程度で次の生理が始まり、その後は通常の周期に戻ります。
生理6日目以降は、排卵に向けて卵巣が活動するため、生理開始から5日目までにピルを内服しないとコントロールできない可能性があり、8日を過ぎると生理を早くすることができません。
生理を遅くする方法は予定生理日の1週間前からピルを内服し、希望の日まで継続します。
ピルを内服してから効果が現れるまで時間がかかるため、生理開始予定日の4~5日前までに内服を開始する必要があります。
どちらにせよ、ピルには副作用として、約20%の人に吐き気が起こることがあります。
そのうちの半数には嘔吐が伴い、内服が困難になる場合もあります。
初めて生理調整を希望する場合は、早めの周期で医師に相談し、生理を早くする方法を選択することをおすすめします。