質問者
妊活を始めたばかりです。
妊娠できるかどうかブライダルチェックで検査してわかりますか?
ほかに何か自分でできることはありますか。
回答者:医療法人社団 大島クリニック 院長 大島隆史
まず基礎体温を測ることをお勧めします。
基礎体温とは、朝起きたときに動かず寝たままの状態(安静時)で測った口腔内体温のことを言います。
基礎体温が、二相性であることを確認することが重要です。
排卵するまでは、36.7℃未満の低温相で、脳の下垂体前葉から排卵させるホルモンが出て排卵を起こし高温相になります。
この排卵させるホルモンの正式名称を黄体形成ホルモンと言います。
排卵した後の卵胞の抜け殻が黄体になるのです。
つまり排卵は黄体をつくるための手段で、黄体を作成し黄体ホルモンを分泌させることが排卵の最終目標となる訳です。
黄体ホルモンが3~5ng/ml以上になると基礎体温が高温になります。
排卵前の黄体ホルモンは、1ng/ml未満が正常値です。
黄体ホルモンは、受精卵を着床しやすくし、着床したら子宮内膜が剥がれないようにするのが役目です。
着床して妊娠に至るとhCGというホルモンが出て、黄体を刺激して黄体ホルモンを分泌させ妊娠を継続させます。
このように妊娠すると基礎体温の高温相が持続するわけです。
基礎体温を測ることが、ご自身の排卵状況を見るのには一番的確な検査だと思います。